シミ治療に効果的な

10VCローション&トレチノイン・ハイドロキノン療法」

 

●トレチノイン・ハイドロキノン療法について

トレチノインとはビタミンA誘導体です。ターンオーバーの作用をもちます。皮膚の新陳代謝を促進してシミを皮膚の外に押し出す作用をもっています。また、ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン色素の産生を阻害する作用をもっており、漂白作用があります。この両者を上手に組み合わせ日々のお肌のお手入れに利用することにより、シミを少なくしようというプランです。治療期間の目安は約2ヶ月です。あきらめずに根気よく頑張りましょう。

 

●用意すべきもの

1.

0.1%トレチノインゲル(5g,3240円)←黄色です。

2.

5%ハイドロキノンプラスチベース(5g,3240円)←白色です。

3.

10%ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビン酸Na)ローション(50ml,3240円)

4.

その他 サンスクリーン剤、ベビー綿棒、マスクシートなど

 

●具体的な使用法について

1.

石鹸で皮膚を強くこすらずに、丁寧に洗顔する。

2.

顔全体にビタミンC誘導体ローションを塗る。家庭用イオン導入器を使用するとよりよくビタミンC誘導体が肌に浸透しやすくなります。朝は単純塗布し、夜はイオン導入(マイナスモード5分間)が理想です。マスクシートの使用をすすめます。もし赤みがでるようなら朝の単純塗布を中止してください。

3.

ベビー綿棒で、シミの部分にできるだけはみださないように狭く、トレチノインゲルを薄く塗る。ごく薄くはみ出さないように塗るのが重要です。3分待って乾いたら余分なトレチノインをそっとぬぐいさって下さい。12回、面倒でも丁寧に塗りましょう。

4.

シミの部分を十分カバーするように薄くできるだけ広い範囲に、ハイドロキノンプラスチベースを伸ばしながら塗る。その際は外から内に向かって円を描くように塗ってください。すり込んではいけません。3分待ってから保湿剤(乳液やクリーム)をお顔全体に塗って下さい。ハイドロキノンプラスチベースはお休みせず毎日、12回つけてください。

5.

治療部位に、朝のみ保湿剤の後にサンスクリーン剤(SPF20以上PA+以上)を必ず塗る。

6.

治療部位以外に通常のお化粧をする。治療部位においてはメイクアップ(下地、ファンデーション)はその後行う。治療中に赤くなった場合はカバーリングファンデーション(クリームタイプ)で隠すことができる。同時にアスコルビン酸、ビタミンE、トラネキサム酸を内服します。

 

●治療の経過について

1.

治療開始3日位で、治療部位に赤み、ヒリヒリ感、かさつきなどの症状が出現します。これが効いている証拠で、このような症状が出る方が良くしみが取れます。

2.

さらに3日位で、赤くなった部分の周囲の皮膚もはがれむけてきます。

3.

皮膚の赤みは、23週間位で落ち着いてきます。あまり刺激が出ない場合はしっかり塗り、刺激が強い場合は夕1回の使用に減らしてみて下さい。

4.

トレチノインゲルは、1ヶ月間塗り続けたら使用を中止する。それ以上の期間をぬっても効き目が弱くなります。

5.

治療開始の1ヶ月後からは、ハイドロキノンプラスチベースとビタミンC誘導体ローションのみを塗り続ける。

6.

必要に応じて、トレチノインゲルを2ヶ月後に再開することも可能。

トレチノインゲル、ハイドロキノンプラスチベースは冷蔵庫に保存し、処方後1ヶ月たったら必ず廃棄し新しいものを処方しますので受診して下さい。10%ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビン酸Na)ローションも冷蔵庫に保存してください。

 

●治療上の注意事項とまたその他の方法について

治療開始約1週間後、その後は約2週間ごとに必ず受診して下さい。

2.

トレチノイン開始前に治療しておかなければならない状態の病変、トレチノイン療法中の望ましくない副反応に対しては、適切に対応処置します。